わざわざ人間関係をギクシャクさせるような雰囲気を会社は作りたがらない。
だから会議では基本的に相手の意見を敬おうという指令が上からふってくる。
しかし、おおよそクリエイティブな世界でこんなことはない。 テレビ番組のプロデューサーだって、映画監督だって、若手の意見に容赦ないはずだ。
日本食の料亭だって、イタリア料理のシェフだって、ビルの工事現場の棟梁だって、
職人の世界では、その集団のドンがユーザを代表して、「お前は糞だ。できねえなら辞めろ」と罵声をあびている。 世の中のクリエイティブ集団のトップは、顧客が駄目だと言えばもう終わりだ。終わりたくないから、若者を叱咤する。
逆に若者の方が正しくて「親方の方がもう使い物にならなくなりましたね」となれば職人人生に終止符を打たなければならない。